アメリカ国防総省 カービー報道官
「マリウポリは陥落すると見る人もいるが我々はそうは見ない。キーウだってチェルニヒウだって陥落しなかったし、ウクライナ側はマリウポリで戦いを続けている」
アメリカ国防総省のカービー報道官は19日、マリウポリでの戦闘について、ウクライナ側の応戦が続いていてロシア軍は市を陥落させていないとの分析を改めて示しました。
東部ドンバス地方での戦闘については、「双方とも長距離の重火器、つまり砲撃兵器に力を入れる必要がある」として、砲撃兵器による戦いが激しくなるとの認識を示しています。
また、国防総省の高官はロシア軍の現在の戦闘能力について、「侵攻開始時点のおよそ75%」だと明らかにしました。これは兵力や武器、航空機やミサイルなど戦闘に必要なあらゆる要素を足し合わせた評価だとしています。
そして、こちらはウクライナ第2の都市、北東部ハルキウの映像です。
19日、ミサイル攻撃があり、ロイター通信によりますと少なくとも4人が死亡、16人がけがをしました。
路上には複数の遺体が見られ、攻撃を受けたというマンションでは窓ガラスが吹き飛び家財道具も散乱しています。
19日に開かれた欧米の主要国や日本などのオンライン首脳会合では、ウクライナに対する支援やロシアに対する制裁の強化策が話し合われ、会合の後、アメリカのバイデン大統領は追加の砲撃兵器をウクライナに提供する意向を明らかにしました。
ロイター通信によりますと、イギリスのジョンソン首相やカナダのトルドー首相も砲撃兵器の支援を行う考えを示したということです。
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