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突撃する鯰尾と堅実な骨喰

突撃する鯰尾と堅実な骨喰
C勝利だったけど、あまりにも鯰尾らしい戦い方と骨喰らしい戦い方の差に笑った。

うちの鯰尾と骨喰の話ですが。
鯰尾は別に猪突猛進で考え無しに突撃するタイプではなく、自分の刀が小さくて間合いが狭いので自分に有利な距離で戦う為、あえて敵の懐に突撃して飛び込む子です。
脇差の中でも自分の能力が低めなのを自覚しているので、寧ろ骨喰以上に常に頭を使って動いています。
骨喰も頭を使って戦う方ですが、動きは寧ろ頭を使うよりも体の勘で動くタイプで、実力がある分普段は冷静ですがいざという時、その実力で強引に突破しようとします。
ふたりに手合せさせると、大体鯰尾が骨喰に突撃して、骨喰はそれを受け流しつつ鯰尾の体力切れを待つ。
最初の猛攻で上手く骨喰の防御を突破できれば鯰尾が勝って、鯰尾の動きを全て読み切れば体力を残している骨喰が勝つってパターンが多いです。

鯰尾は考え無しに突撃する子と解釈する人が多そうですが、鯰尾藤四郎は本当に骨喰と比べたらびっくりするくらい小さな脇差なんです、まだ見たことのない人は是非徳川美術館などの展示に足を運んで実物を見て下さい。
あの刀身で、全力で戦った結果が突撃。
短刀で頭使って戦うタイプの厚も、同じく小さな刀身で突撃を指示する。
この事からも、彼という刀の特性を知った上での戦術面でも、鯰尾が考え無しに突撃しているだけにはどうしても思えなくて。
勿論、そういう鯰尾もいると思いますし、鯰尾にそういう面があることを否定はしません。
でも、彼の発言だけじゃなくて、どうして彼がその発言をするに至ったのか。
言葉の上辺だけじゃなくて、その部分も考えて、もっと色んな人に色んな鯰尾の可能性を見つけてもらいたいなと、ちょっとそう思います。
鯰尾だけじゃなくて、骨喰や他の刀剣男士に対しても。
時々遠征先で他の審神者さんに会ってその方の刀剣男士のお話しを聞くと「そういう解釈もあるのか……」「なるほど、そこをそう解釈することもできるんだ!」と驚いたり勉強になることが多いです。

刀剣男士の心に対して真剣に向き合って考えて感じ取ったことなら、そこに不正解はないと思います。
自分の刀剣男士の心って、物語を読んで感じた感想に似ていると思うんです。
審神者がその刀剣男士の物語に触れて、感じた心が彼らに宿る。
だから沢山の人に刀剣男士に触れて、自分の刀剣男士と呼べる感想と心を抱いてほしい。
他の誰かがこの作品は良かったと言ったから、自分もこの作品を良いと思う。
他の誰かが悪いと言ったから、自分も悪いと思う。
そんな感じで、他の大勢がこの刀剣男士はこういう子だと主張するから、その刀剣男士はそういう子だ、ではなく。
自分の刀剣男士、自分の心。
そして誰かの刀剣男士と誰かの心。
私たち審神者は、それをとても大切にして尊重し、心という目には見えない存在を感じて視て、心の存在を認めて敬い、それが視えない人に伝えて心を大切にすることで目に見える現実の何かや誰かを大切にすることを伝えられてこそ、本来審神者なのではないかと……。
僭越ながら、そう思います。



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